ABOUT SHAMISEN
三味線について
三味線は胴に三本の糸を張った日本独特の楽器。
中国から原型の楽器が琉球の三線となり三味線となったと言われてますが、三味線の誕生の歴史ははっきりしていません。
江戸時代三味線の名工として、石村近江が有名です。現代の三味線と違い、蒔絵などの装飾が施され芸術品としても優れています。
三味線は・・・・
日本人の魂を揺り動かす楽器です。
日本人のDNAには三味線の音色が
日本人の心に惹きつけられるように組み込まれているようです。
小松屋は、この日本伝統楽器である三味線という楽器を次世代へ伝える使命を果たす会社であると考えております。
長唄三味線とは
棹の下側の鳩胸と言われるカーブが美しいのが特徴といえます。
歌舞伎の伴奏楽器として一般的には有名ですが、荻江節や阿波踊り等にも長唄三味線が使用されます。
三味線メーカーでは長唄三味線は大きさの指標になります。
例えば、津軽三味線の胴の大きさを5分大と言う場合、長唄三味線の胴より5分大きいという意味となります。(5分とは日本古来の大きさを表す数値)
津軽三味線とは
三味線の中で一番大きな三味線。ダイナミックな音が出ます。
さわりが東さわりと言われ、さわりの調整が金具のねじで安易に行えるのが特徴と言えます。(さわりとは一の糸の振動に特色のある高次倍音強調して添える仕組み)
三味線は本来伴奏楽器でしたが、津軽三味線はギターの様に独奏楽器としても演奏されることが多い三味線です。
- Ripple -
A next-generation artificial skin for the shamisen
次世代の三味線人工皮 -リプル-
三味線皮リプルは小松屋の社長の幼い時にお兄様が作られた折りたたみ椅子からヒントを得てできた製品です。
折りたたみ椅子の座る座面の部分の布が椅子を広げた時にピンと張ったところをポンポンと指ではじくととてもいい音がしたのだそうです。
三味線の本皮に代わる製品はないかと社長が考えた時にその思い出がヒントとなり三味線皮リプルのアイディアが浮かんだとのことでした。
そこからリプルの原型となる人工皮の研究開発が始まり平成22年に実用新案取得、現在は、特許申請手続き中、商標登録中です。
リプルの開発のために夜も寝ず会社の作業場に籠る日が何か月も続きました。
何百回もリプルを張って、本皮の本物の音に近づけるよう試行錯誤の日々でした。
時にはリプルが作業途中に破れてしまうこともありました。
それは一度や二度の出来事ではありません。
その苦労が実り、実用化の一環として平成27年7月に三味線人工皮リプルを試用期間として売り出しができるまで至りました。
リプルという名称は、社長の「さざ波」みたいな心地よい響きを目指し英語の意味でripple(さざ波)と名付けました。
そして、平成27年11月に各機関、各業者様のご協力を得て三味線皮リプルは正式に販売させていただくことになりました。